化学名:コバラミン
ビタミンB12は、ピンクの結晶であることから「赤いビタミン」として有名で、
食物として摂取されたビタミンB12は、胃の細胞壁から分泌される糖タンパク質
と胃の中で結合し、小腸で吸収されます。
魚類、肉、卵、牛乳などの動物性食品に多く、植物性食品にはほとんど
含まれていません。ただし、微生物の働きによっても合成されるため、
納豆、味噌、醤油などの発酵食品には含まれています。
●生理作用
葉酸とともに核酸の合成/血球・タンパク質の生合成/三大栄養素の代謝
成長の促進/神経系の働きに関与
ビタミンB12が不足すると、赤血球の産生に異常をきたす「巨赤芽球性貧血」が起こります。
健常者であれば、通常よほどの菜食主義でない限り、欠乏症の心配はありません。