ビタミンB6

化学名:ピリドキシン

ビタミンB6は鶏肉、牛肉、子牛の肝臓がもっとも良い供給源で、
ハム、木の実、魚類、パンなどにも含まれています。
野菜や果物に含まれる量は微々たるものですが、豆類、カリフラワー、バナナ、
干しブドウには比較的多く含まれます。

●生理作用
三大栄養素(特に脂質・タンパク質)の代謝促進/アミノ酸の代謝促進/ホルモンの調節
神経伝達物質の産生/ナイアシンの産生/グリコーゲンの分解/過酸化脂質の分解/赤血球成分の生合性

「ビタミンB2の不足=ビタミンB6の不足」といったように、脂漏性皮膚炎、湿疹、口角炎など
重複するものが多いようです。

ビタミンB6の欠乏症としては、免疫力の低下や麻痺発作(けいれん)、
脳波図の異常などが挙げられます。水溶性ビタミンであるため、余剰分は排出されますが、
あまりにも過剰に摂取することによっても、神経系統に異常をきたすほか、骨の疹痛、筋肉が弱る
などの症状が起こりえますので注意が必要です。

備考

ビタミンB6の必要量は、タンパク質の摂取量に比例するため、タンパク質を多く摂った際には
ビタミンB6も多めに摂ることが必要です。

妊娠中の女性や、アルコール多飲者、経口避妊薬の常用者も多めに摂ったほうがいいでしょう。

利用例

「ヘアケア製品・スキンケア製品など」
目的:紫外線を吸収する作用、皮脂の抑制