ビタミンC

化学名:アスコルビン酸

ビタミンCは植物に多く存在。柑橘系果物、パセリ、カリフラワー、ブロッコリー
イチゴ、マンゴーなどが摂取しやすい供給源です。
穀類や動物性食品にはほとんど含まれません。

 

 

●生理作用
コラーゲンの合成/酸化還元・抗酸化作用/歯肉の健康維持/鉄分吸収の促進
胆汁酸の合成/数種のホルモン・神経伝達物質の合成/葉酸の代謝/免疫機能
アミノ酸の代謝/発ガン物質の形成を妨害

ビタミンCは、ヒトの体を作っている全たんぱく質の30%を占める「コラーゲン」の生合成に
不可欠な存在です。コラーゲンは細胞間の接着剤の役目をし、骨、軟骨、皮、結合組織を作っています。

また、「抗ストレスビタミン」と言われるとおり、ビタミンCにはストレスを感じた際に分泌される
副腎皮質ホルモンを促進する作用があります。

注目されるのは、抗酸化作用です。細胞質部分や血液で活性酸素の消去を行ってくれます。

※ビタミンCは水溶性であるため、過剰症の心配はありませんが、そのため排泄されやすいことによって
欠乏症には注意が必要です。疲れやだるさ、食欲不振、不眠症、感染症にかかりやすくなるなど、
報告があります。

利用例

「スキンケア製品(美白効果)」
目的:シミの原因となるメラニンの形成を抑制します。