化学名:K1=フィロキノン、K2=メナキノン
K1は、植物の葉緑体で作られるため、「緑色」の野菜(ほうれん草、
ブロッコリー、キャベツ、アスパラガスなど)や緑茶、海草に多く含まれます。
K2は、腸内細菌によって生成されるため、納豆、バター、チーズなどの
発酵食品に多く含まれています。特に納豆は最良の供給源で、少量で充分な
K2を摂取することができます。
●生理作用
血液凝固作用/骨の代謝(カルシウムの代謝)
日本では、普通の食生活をしている限り、ビタミンKの欠乏の心配はありません。
ビタミンKは胎児を通過しにくいため、胎児は必然的に欠乏状態で生まれてきます。
そのため、妊娠後期の女性や生後2日ぐらいまでの新生児に対し、ビタミンKを投与
されます。
日本での過剰症の心配はありません。しかし、大量に摂り過ぎると血圧の低下や溶血性貧血
が起こると言われています。